今年も残りひと月あまり。
12月に入ると、街もあっという間にクリスマスの空気に包まれます。
昨夜、部屋のスノードームと目が合ったとき、昨年観た映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』を思い出しました。(クリスマスのスノードームが登場します)
ざっくりいうと、1970年のマサチューセッツ州にある寄宿学校で、冬休みに閉鎖された寄宿舎に残ることになった3人(堅物で嫌われ者の教師、賢いが扱いにくい男子生徒、毒舌でやさしい料理長)の人間模様を描いた作品です。
フィルムカメラで撮ったような独特の映像は、まるで70年代の映画を観ているかのような雰囲気。後半では3人が寄宿舎を抜け出してボストンへ旅に出る展開になり、物語にぐっと引き込まれます。小さな人間関係の中で生まれる思いやりや、それぞれが抱える孤独も丁寧に描かれています。昨年観た作品の中でも、特に心に残った一本です。
慌ただしい季節ですが、クリスマスにぴったりなこの映画で、少し心を和ませてみてはいかがでしょうか。
さて、今月からブロートバールのシュトレン販売、セセシオンでのクリスマスケーキの予約受付も始まりました。
この時期ならではのスイーツとともに、心温まるひとときをお過ごしくださいね。コーヒーもぜひお忘れなく。



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