久しぶりのこたつ

ここ数年間、納戸に封印していたこたつを、再び引っ張り出してきました。
かつて、「こたつは堕落の始まりだ」と決別した、こたつです。

そんな私の決意も虚しく、「こたつで蜜柑を食べたい！」「猫がこたつで丸くなるのは本当なのか見てみたい！」そんな子ども達の熱い声に押され、重い腰をあげました。

久しぶりのこたつの温もりは、やっぱり最高。心地よい温かさに、寝落ちしてしまいそうになります。まさに、堕落の始まりです。

そして、温かいこたつに浸りながら食べる蜜柑の美味しいことと言ったら。マグカップで飲むこたつの上のカフェオレも、ぬるくなってもまろやかで美味しいです。つい、大きいマグカップに並々と注いでしまいます。冬の楽しみを何故遠ざけていたのだろう…と、今では思います。

「猫はこたつで丸くなる」も、本当でした。
こたつを出した途端、猫はこたつの主となり、そこから全く出てきません。「息苦しくないのかな？」と心配になる程です。

これまでは、家族がソファでくつろいでいると、必ず膝の上に乗ってくるので、「うちの猫は甘えん坊だな〜」と思っていたのですが、どうやらただ温かい場所を求めていただけ…ということがわかりました。今では、こたつの中で丸くなっている猫に、不意に足先が強く触れてしまうと、甘噛みで仕返しされます。

そんなこんなで、この冬はこたつと共にぬくぬくとした冬を過ごせそうです。