年の瀬ですね。先日、以前の職場の先輩と忘年会をしてきました。20年近い付き合いになりますが、お互い職場を離れても毎年こうして会えるのは、本当にありがたいことです。
ここ数年は、年末の仕事帰りに大阪にある手打ち蕎麦のお店で一年の功を労い合うのが恒例となっています。先輩は美容業界で活躍されていることもあり、いつも髪も肌もツヤツヤで、惚れ惚れしてしまいます。お酒を片手に、趣味の話や出張先での面白話など、積もる話に花を咲かせました。
出汁巻き、タコの唐揚げ、肉みそのガレット。そして締めには冷たいとろろ蕎麦。ピリッと効いたワサビが鼻に抜け、たまりません。温かな照明の店内にはジャズが流れ…、穏やかな時間の中で美味しい料理と共に過ごす時間は格別です。
別れ際、いつものように手土産を交換しました。先輩からはヘアケアセットを。私からは当店自慢の「にしむらブレンド」と、「シュトレン」を贈りました。後日、先輩から「病床の父と一緒に食べたよ。実はシュトレンを食べるのは初めてだったけれど、あまりの美味しさに驚いた!」と連絡がありました。普段、私たちが大切にお届けしているものが、誰かの大切な時間を彩っている…そのことが可視化されたように感じました。
そして、私の周りではここ数年、シュトレンは大人気。てっきり「誰もが知っている冬の定番」だと思い込んでいました。一方で、先輩が当たり前のように話す美容業界の最新事情には、私が知らない単語がたくさん。いくら気の合う仲でも、生きている世界が違えば、見えている景色も当たり前も違う。そんな当たり前のことに改めて気づかされました。
とりあえず、私は先輩に勧められた「蒸篭(せいろ)」を買って、蒸し卵を作ろうと思います。ゆで卵より味が濃厚で失敗がないようです。
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